副業リスク管理ラボです。
今日は物販界隈で使われる「月利」。
この記事では、そのズレを整理します。
月利の本当の意味を分解してみようと思います。
≪この記事で分かること≫
・物販における利益の考え方
・キャッシュフローの考え方
・月利という表現の危うさ
物販界隈でよく使われる「月利」という言葉。
結論
月利とは、帳簿上「売上から経費を差し引いた結果」に過ぎません。
「月利10万」と聞くと、毎月10万円の現金が増えているように感じます。
しかし実際には、売上から経費を差し引いた“会計上の利益”を示しているだけで、キャッシュフローは含まれていません。
月利10万とは何か
月利10万とは、
売上 − 経費 = 10万円
という計算結果です。
ここでいう経費には、
• 仕入れ
• 送料
• 手数料
• 外注費
• 副資材費
などが含まれます。
しかし、この数字には
• 入金のタイミング
• クレジットカードの締め日
• 返金処理
• 在庫として拘束されている資金
は含まれていません。
つまり、
「現金が10万円増えた」という意味ではない。
利益とキャッシュフローは違う
例えば、
売上100万円
経費90万円
利益10万円
帳簿上は黒字。
しかし、売上入金が翌月で、経費支払いが今月なら、
口座はマイナスになります。
利益は出ている。
でも現金はない。
これがキャッシュフローの問題です。
月利は安全の証明ではない
月利が出ていても、
• 支払サイトが短い
• 在庫回転が遅い
• クレジット枠が逼迫
この状態が重なると、黒字倒産は起きます。
利益=安全ではありません。
現金化までの流れ
物販では、
1. 仕入れる
2. 売れる
3. 売上が計上される
4. 後日入金される
一方で、
• クレジットカードの締め日
• 支払日
• 返金
は別タイミングで動きます。
このズレが、物販最大の難所です。
なぜ「月利」という言葉は危ういのか
月利は便利な言葉です。
成果をシンプルに見せられる。
でも、
• 資金拘束
• 支払タイミング
• 変動費リスク
を隠します。
月利は結果の一部でしかない。
商売で重要なのはキャッシュフローです。
実体験
昔私はeBayをやっていました。
eBayは無在庫転売ができるため売り上げが立ってから仕入れるという事が可能でした。
闇雲に複数枚のカードを使って仕入れを行い、キャッシュフローを考えることなく売っていました。
気がつけば売り上げより仕入れ額の方が多くなり首が回らなくなり黒字倒産しました。
帳簿上は利益が出ていました。
でも現金がなかった。
このことはいずれ詳しく書いてみたいと思います。
このブログを始めたのはこのことが理由です。
よくある疑問
Q. 利益が出ていれば問題ないのでは?
利益は結果です。
資金繰りは時間差の問題です。
ズレがある限り、安全とは言えません。
Q. カードを増やせば回るのでは?
枠が増えるだけで、構造は変わりません。
ズレは拡大します。
Q. 小規模なら大丈夫?
規模よりも回転速度と支払サイトが重要です。
まとめ
月利10万とは、帳簿上の利益です。
• 利益とキャッシュフローは別
• 売上と入金は一致しない
• 黒字でも資金は詰まる
副業を続けるなら、月利ではなく資金の流れを見るべきです。
次の記事では月利とキャッシュフローはなぜズレるのか?ということを書いていきます。

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